フェブラリーステークスのお話〜その3〜

こんにちは。ツェルペガです。

2月19日(日)に東京競馬場で行われますフェブラリーステークスのお話です。

今回は3回目です。

フェブラリーステークスのお話〜その1〜

フェブラリーステークスのお話〜その2〜

今回、カナダから参戦してくれる唯一外国馬シャールズスパイトですが、カナダ、アメリカの競馬場で芝を中心に走ってきている馬です。

ダート経験はあり、4戦1勝、3着1回という成績。

うち1勝は1700m、3着は1600m、着外2回は1200m、1660m戦です。

世界から一線級の馬が参戦してくるレースであるBCマイル(芝)に前走出走し14頭立ての13番人気で2着と好走しました。

また、こちらも芝のレースとなりますが、メーカーズマークマイルというアメリカのGⅠレースで勝利しているGⅠ馬であります。

ダート戦は昨年の6月、アメリカのモンマスパーク競馬場で行われたサルヴァトールマイル(左回り、1600m)というレースで5頭立てではありましたし、勝ち馬から約1秒差の3着という結果ではありましたが好走しました。

これ以来のダート戦とはなりますが、一応ダートの経験はありますし、左回りのレースしか経験していないので、左回りはまず問題ないでしょう。

前走強敵相手に2着と好走していますし、今回のメンバー構成を見ても上位人気に推されそうな馬も不安材料はありますし、チャンスはありそうです。

日曜日、雨予報もあり降り出しの時間によって脚抜きのいい馬場になればここまでの芝経験が活かされるのではないでしょうか。

アメリカ産馬で血統的には父スパイツタウンでボールドルーラーの強烈なクロスを保持しているのでフェブラリーステークスではかなり一発秘めた血統背景ではないでしょうか。

外国馬で未知数な面はありますが、一発期待したい1頭です。

昨年のフェブラリーステークスで2着と好走したテイエムサウスダンですが、今年緒戦の前走根岸ステークスではまさかの14着と大敗をしてしまいました。

JBCスプリント7着以来の出走で太め残りで集中して走れていなかったのが原因ではありますが、それでもちょっと負け過ぎ感があります。

ただこれまでの戦歴からも、こうして10着以下に負けてからも普通に次走巻き返して好走しているのもこの馬のパターンではあるので軽視は禁物かなとは思いますし、前走の大敗で人気も落ちる事になるでしょうし、引き続きルメールジョッキーが継続騎乗で人気にならなさそうな馬に乗るのでオッズ的には魅力かなとは思います。

しかし、一昨年から主戦を務めてきた岩田ジョッキーではなく前走からルメールジョッキーにわざわざスイッチした理由が不透明です。

前走と今回セットでルメールジョッキーに騎乗依頼をという事で、7月に関東の蛯名厩舎に転厩してきた訳ですが、やはり厩舎も替わったという事で心機一転という事なのでしょうが、この馬は岩田ジョッキー鞍上だからこそという所があると思います。

ちょっと扱いに迷う1頭です。

ショウナンナデシコですが、昨年は1度も中央場所を走らず、地方交流重賞、GⅠを好走してきたタフな牝馬です。

昨年、船橋で行われたかしわ記念を勝利し晴れてGⅠ馬となりました。

マイル戦は東京、船橋、川崎で経験があり、東京1600m戦では2戦走って4着、6着と負けており、船橋2勝、川崎1勝といったマイル戦での成績となっております。

この馬は昨年、ずっと地方のコースに遠征競馬が続いており、距離、場所問わず堅実に走っている馬で今回久々の中央場所での出走となりますが、これだけ遠征競馬を経験しながらもタフに堅実に力をつけて走り続けている事に成長を感じますし、今回過去2回負けている東京コースに替わってどうかという所はありますが、成長した今なら場所問わず堅実に走れている経験を活かせれば好勝負になってもいいんじゃないでしょうか。

過去10年、距離短縮馬が1頭は馬券に絡んでいるレースで今回のメンバーで距離短縮組は4頭。

そのうちの1頭がこの馬となります。

先行力活かして競馬できればチャンスはあってもいいのではないでしょうか。

ただ、6歳牝馬で充実期は昨年だった様な感じもありますし、どの競馬場でも堅実に走ってきている馬ではありますが、こうして実績を上げて力をつけてくる前だったとはいえ実際に過去2戦東京で負けている様に、ワンターンの東京向きではなさそうな馬ではあります。

フェブラリーステークスのお話〜その1〜

こんにちは。ツェルペガです。

2月19日(日)に東京競馬場で行われますフェブラリーステークスについてお話していきます。

・ゴールドアリュール産駒

・ボールドルーラー系保持馬。

また、APインディ系がなお良し。

・過去10年、距離短縮馬が馬券に絡んでいる。

・栗東坂路調教馬好走馬多し。

・ミスプロ系の距離延長馬の勝ち馬は過去20年でノンコノユメ1頭のみ。(馬券絡みはある。)

今年のゴールドアリュール系産駒

オーヴェルニュ(父スマートファルコン)

今年のボールドルーラー系、APインディ系保持馬

ドライスタウト(父シニスターミニスター)

メイショウハリオ(父パイロ)

レッドルゼル(母母父フジキセキ(ボールドルーラー系サンデー))

ケンシンコウ(父パイロ)

オーヴェルニュ(母母父フジキセキ(ボールドルーラー系サンデー))

ケイアイターコイズ(父キンシャサノキセキ(ボールドルーラー系サンデー))

ジャスパープリンス(母父APインディ)

シャールズスパイト(父スパイツタウン、母サドラーズウェルズ系にボールドルーラー保持。ボールドルーラーのクロス)

今年のミスプロ系保持馬の距離延長馬

レモンポップ(父レモンドロップキッド)

レッドルゼル(父ロードカナロア)

テイエムサウスダン(父サウスヴィグラス)

アドマイヤルプス(母父キングカメハメハ)

注目を集めるレモンポップとドライスタウトが人気上位を争う形にはなるでしょうか。

レモンポップは昨年今回と同舞台の武蔵野ステークスでギルデッドミラーに差し切られ2着から、前走ベスト条件である根岸ステークスを勝利し満を辞してフェブラリーステークスに臨みます。

有力馬である事は間違いありませんが、ミスプロ系の距離延長馬で勝ったのは過去20年で見てもノンコノユメ1頭のみというデータや上記で述べた武蔵野ステークスで差し切られている当たり1600mで詰めの甘さを垣間見える様な競馬になる事も想定されます。

3連系の軸という所で見ると一考できると思いますが、頭固いか、連軸で固いかと言われると疑問符がつきます。

ドライスタウトは父シニスターミニスターの産駒でこのレースに強い血統を保持している馬ですが、東京競馬場の経験はありますが東京1600mは初めてとなります。

1600mは2歳時、川崎1600mで行われました全日本2歳優駿を勝っています。

1600m自体は大丈夫だと思いますが、前走すばるステークスからの臨戦過程の馬は過去馬券に絡んでいないというマイナスデータがあります。

こちらも軸に最適かと言われると疑問符がつきます。

上記人気勢に不安材料がありますので、決して固く収まらなさそうなレースにはなりそうですので、人気がなさそうな馬にも十分チャンスがありそうです。