こんにちは。ツェルペガです。
12月25日(日)に中山競馬場で行われます有馬記念の予想です。
有馬記念のお話〜その1〜
有馬記念のお話〜その2〜
有馬記念のお話〜穴馬を教えたい〜
◎3ボルドグフーシュ
◯13タイトルホルダー
▲14ボッケリーニ
△9イクイノックス
△5ジェラルディーナ
⭐︎12ポタジェ
◎ボルドグフーシュは、有馬記念〜穴馬を言いたい〜編でお話しました事同様に改めてとなりますが、2014年以降、血統面から見てみると、近年母系にドイツ、フランス血統を保持している馬の好走例が近年高いです。
2020年2着サラキアの母サロミナはドイツ生産馬。
同年3着フィエールマンの母リュヌドールはフランス生産馬。
2019年1着リスグラシューの母リリサイドはフランス生産馬。
同年3着ワールドプレミアの母マンデラはドイツ生産馬。
2017年2着クイーンズリングの祖母シーリングはフランス生産馬。
と、近年好走馬が目立ちます。
今年、この条件に該当するのはボルドグフーシュ1頭のみです。
ボルドグフーシュの母ボルドザグはフランス生産馬。
父にスクリーンヒーローで既に有馬記念勝ち馬を輩出している種牡馬にこの母系ですから、近年の有馬記念に向いている血統背景と言えます。
菊花賞で好走経験がある馬が好走しやすい有馬記念でありますし、菊花賞でロングスパート勝負に徹してアスクビクターモアに迫った脚は有馬記念で活きるパフォーマンスでした。
母父レイマンの方にヌレイエフがあるのも良いです。
上がりが掛かるとヌレイエフの血が強いですので、今回タイトルホルダーがおそらく締まったペースでレースを引っ張ってくれそうな展開が想定されますので、この馬向きの流れになるのではないでしょうか。
2枠3番と最高の枠を引きましたし、鞍上の福永ジョッキーにとって最後の有馬記念騎乗となります。
追い切りの内容からも調子も引き続き良さそうですので状態面は問題なさそうです。
色々とサイン的なモノも何だか伺える本馬…
3歳馬で斤量も貰えますし、一発期待しています。
◯タイトルホルダーは昨年大外16番からのスタートでパンサラッサがいたレースでした。
今年は13番と許容範囲の枠を引きましたし、おそらくタイトルホルダーがレースを引っ張ってレースができそうです。
単騎で自分の競馬に徹して行ければ今年は昨年以上のパフォーマンスが期待できそうです。
凱旋門賞帰りの1戦となりタフなレースを走ってからの臨戦となりますので、気になるのは状態面ですが、調教内容からも十分乗り込まれており仕上がりに関してはこの馬の力は出せそうな仕上がりです。
持続力勝負には相当強いですし、小回り適性は抜群に高いです。
昨年の菊花賞馬ですから、菊花賞好走経験馬は有馬記念で好走しやすいですのでこの馬も今年これに該当します。
勝てばおそらく年度代表馬になれそうですし、今年こそ勝ち負け期待したいです。
▲ボッケリーニはこちらも有馬記念〜穴馬を言いたい〜でお話しました事同様に改めてとなりますが、前走ジャパンカップ17着と大敗してしまったのですが、この負けが目立ってしまいますが、前走を除いて馬柱はずっと綺麗な馬です。
この馬は非根幹距離は11回走って10回馬券圏内という堅実な馬です。
ラブリーデイの弟でラブリーデイも覚醒したのは5歳の時で晩成型の馬でありましたし、ボッケリーニ自身も既に重賞勝ちも収めており6歳の今、充実期だと思います。
前走のジャパンカップでは−14キロと大幅馬体減も響きましたし馬場も固すぎたので敗因は明確です。
今回は中山へ関東圏への再度輸送となりますが、過去の戦歴からも輸送で減る様なタイプではありませんし、今回調教後の馬体重を見ると体は戻っていますので、仕上がりからも調子が落ちている感じはありません。
おそらくタイトルホルダーが締まった流れで引っ張ってくれそうなので、タイトルホルダーはキングマンボ系ドゥラメンテ産駒で、キングマンボはキングマンボを呼んで来ますので、セットで来るなら穴ならやはりキングマンボ系です。
ボッケリーニの父はキングカメハメハでキングマンボ系、母母父トニービンで上がりが掛かる展開になった時に好走する血統なのでこれもクリア、更に母方にリアルシャダイとロベルトの血にノーザンテーストまで保持していると有馬記念を好走するために必要な血を全て保持している馬です。
兄のラブリーデイは2番人気に推された有馬記念で立ち回りの上手さを見せるもゴールドアクターの5着と負けてしまいましたが、距離が長かったんだと思います。
その点、ボッケリーニに関しては距離は問題ありません。
前々走、京都大賞典では完敗の内容でしたがジャパンカップを制したヴェラアズールの2着ですし、今年の春、同舞台で行われました日経賞では1キロ軽かったし、タイトルホルダーは当時本調子ではなかったもののタイトルホルダーにクビ差迫った馬ですので、強い相手でも戦えていますし、良くも悪くも相手なりに走れる馬ですから、暮れの大一番となれば相手なりに走っていた馬の激走まであってもおかしくないのではないでしょうか。
有馬記念大好き池江厩舎の馬ですし、抜かりないと思います。
ブービー人気なら楽しみがありますし、だいぶ美味しいオッズではないでしょうか。
ただ14番と勝ち負けするにはちょっと外を引いてしまいました。
この辺りを懸念し、上位評価ではありますが枠順の分割り引いて3番手評価としました。
△イクイノックスは天才ですからね。
天才は例外ですので4番手評価とか彼には失礼かもしれません。
イクイノックスはトビが大きい馬なので今回、コーナー6つこなさないといけないのがカギになります。
皐月賞2着があるように中山は経験済みですし、兄のヴァイスメテオールっは福島の小回り重賞ラジオNIKKEI賞勝ちがありますし、牝系には障害馬ではありますが、ブランディスという馬がおり障害G1中山大障害、中山グランドジャンプを勝っている馬がいます。
そして何と言ってもキタサンブラックですから馬のタイプは別として、血統的に見れば中山小回り2500mは問題ありません。
2020年3着ではありましたが、フィエールマンをいきなり先行させたり、ディープインパクトをハーツクライで勝った時も先行させて騎乗した魔術師ルメールジョッキーですので、イクイノックスの先行策まで考えられます。
反動の出やすいタイプなだけに間が開いての出走じゃないとなかなか使えない馬ですが、春の皐月賞〜ダービーの中5週経験して2着と好走していますし、今回は中7週で前走後、木村厩舎のノーザン馬ですのでお決まりのノーザンF天栄に出してからの調整となりますので調整に不安はなさそうです。
ベストはダービー2着、天皇賞・秋1着の舞台である東京コースがベストではありますが、中山2500mでも問題なくこなせるだろうと思います。
天才は適性外でも走ります。
普通に上位には来ると思います。
△ジェラルディーナは3枠5番と最高の枠に入れました。
これなら前々走オールカマーの再現の様な競馬まで見込めます。
オールカマーで牡馬相手に初重賞勝利、そして前走エリザベス女王杯でG1勝利と完全に覚醒スイッチが入っています。
近年好走しているダンチヒ保持馬がジェラルディーナ1頭のみで母ジェンティルドンナは有馬記念も勝っていますし親子制覇が見えてきました。
牝馬の好走がよくある有馬記念ですので、今回のメンバーの中でも1番好走に近い所にいるのはこの馬ではないでしょうか。
なんとなく2019年有馬記念を勝ったリスグラシューのようなイメージが湧いてきます。
⭐︎ポタジェはもう少し内目の枠が欲しかったですのでこの辺りがどうかですが、馬券内の可能性なら許容範囲の枠ではあります。
東京の様なワンターンのコースよりかはコーナーを何回も回るコースの方が集中して走れる馬なので今回、コーナー6回周る中山替わりはプラスです。
3歳の若い頃は上がり最速でも走れる瞬発力がありましたが、年齢を重ねるにつれてパワーに寄ってきている感じがあります。
中山コースは新馬戦勝ち(1800m)、アメリカJCC5着と経験がありますが、2200m以上のレースは全場通して2回しか走っていないとはいえ5着が最高という現状です。
ただアメリカJCC5着時も休み明けで調子もまだ戻っていない状態の中での5着でしたが、そんなに負けていませんでしたし、宝塚記念11着時も全然調子が良くない中での出走でしたので、距離がどうこうというよりかは状態面の不安がありましたので、距離が長いと決めつけてしまうのは早計です。
この馬の姉にルージュバックという馬がいましたが、父がマンハッタンカフェでマンハッタンカフェ産駒は非根幹距離に強いのですが、もしかしたらルージュバックの場合、父の血が出ていた可能性もあるのかもしれませんが、非根幹距離に強い牝馬でした。
兄のケイブルグラムは同じディープインパクト産駒で芝、ダートの中距離レースを主に走り平地で勝ったのは全て非根幹距離でした。(ダート2100mと2500m)
その後、障害戦にシフトして重賞の阪神ジャンプステークス2着になった経験がある馬がいたのですが、こうして見てみると兄姉は非根幹距離に強かったんだという事がわかります。
大阪杯を勝った後、一息なレースが続いていますが、前々走は宝塚記念後、休み明け緒戦で58キロも背負っていましたし、まだ夏負けのダメージが残っていた1戦、前走天皇賞・秋も調教が軽くて状態面から調子がまだ戻っていませんでした。
今回入念に調教は積まれておりますが、動きは冴えませんのでまだ良い状態で走れるという状態ではなさそうではあります。
ポタジェの武器である器用さとパワーを活かせる中山で舞台設定は良いはずなので一発期待したいのですが、状態面がまだ不安なのと12番と内で立ち回りたかった分、この馬にとって立ち回りがしにくい枠になってしまいましたので、穴馬として押さえまでの評価となりました。
買い目
3連単フォーメーション
3–13–1.2.4.5.6.7.9.10.11.12.14
3–1.2.4.5.6.7.9.10.11.12.14–13
13–3–1.2.4.5.6.7.9.10.11.12.14
13–1.2.4.5.6.7.9.10.11.12.14–3
1.5.6.7.9.10.11.12–3.13–3.13
13–14–1.2.3.4.5.6.7.9.10.11.12
13–1.2.3.4.5.6.7.9.10.11.12–14
1.3.5.6.7.9.10.11.12–13.14–13.14
合計100点
当たりますように。